ここでは、働きやすいオフィスに欠かせない窓について、重要性やいくつかの種類を紹介します。
オフィスの窓が
社員に与える影響

オフィスの窓は、日光の光を取り入れ、外の景色を眺めることができる重要な役割を果たしています。特に日光の光を浴びることは、人間の生活にとって欠かせないことです。
日光を浴びると脳内にセロトニンという物質が分泌されます。セロトニンは人をポジティブな気持ちにさせてくれるため、従業員のモチベーションアップや、コミュニケーションの活性化などにつながります。また、日中にしっかりと日光を浴びることで夜の睡眠の質が良くなり、翌日の仕事のパフォーマンスにも良い影響を及ぼすことが期待できます。
日光だけでなく、室内を換気したり、外の景色を眺めたりすることでリフレッシュできることも窓の重要な役割です。窓のない空間で仕事をすると気分も暗くなりがちなため、明るく快適な職場づくりのためにも窓の位置や数などはしっかり考慮しましょう。
オフィスの窓の主な種類
引違い窓

一般的よく使われているのが、横にスライドさせて開閉するタイプの窓です。換気がしやすく、価格が安いことがメリットです。窓の面積が大きいので、冷暖房効率や防犯対策をしっかり行う必要があります。

片開き窓

片開き窓とは、左右どちらかを軸にして内側もしくは外側の一方向に開けられる窓です。引違い窓と同様に換気はしやすいものの、内側に開くタイプではカーテンやブラインドにあたってしまうことも。また、風が強いと全開になったり勢いよく閉まったりしてしまうこともあるため、ストッパーがついていると便利です。

FIX窓

FIX窓は開け閉めができない窓のことで、高層ビルなどで多く採用されています。窓による換気ができないため、オフィス内に空気清浄機やサーキュレーターなどを設置して空気をリフレッシュさせる工夫が必要です。

窓ガラスの種類
ひとくちに窓ガラスといっても、種類はさまざま。ここでは、窓ガラスの種類を紹介します。それぞれ特徴が異なるため、目的に合ったものを選びましょう。
フロート板ガラス
一枚板のガラスでできており、大きさや厚みの調整が容易。無色透明のため光を取り入れやすいのも特徴です。また、窓ガラスの種類のなかでも比較的安価のため、一般的なサイズや材質を選べばコストを抑えて導入できます。
フロート板ガラスに防音性や断熱性をプラスしたい場合は、フィルムを貼るのもおすすめ。また、紫外線をカットしたいなどの要望がある場合は、専門店へ相談することで機能性をアップできます。
複層ガラス
複層ガラスは、遮音性や断熱性に優れ、結露しにくいのが特徴です。2枚のガラスでできており、間に空気の層などをつくっています。
フロート板ガラスなどと比較すると導入コストは高めですが、優れた断熱性によって冷暖房効率をアップさせてくれます。そのため、光熱費の削減につながるでしょう。
なお、複層ガラスには基本的にフィルムを貼りません。たとえば断熱性を高めるフィルムを複層ガラスに貼った場合、日があたった際に温度差が原因でガラスが割れる可能性があります。そのためフィルムを貼る際は、熱を吸収しにくいものを選ぶ必要があります。
合わせガラス
2枚のガラスを貼り合わせており、割れてもガラスが飛び散りにくいのが特徴です。たとえば火事の際に窓が割れてもガラスが飛散しにくく、安全性を高めたい場合におすすめです。
また、防犯ガラスや防音ガラスも合わせガラスの一種。なお、網入りのガラスを防犯ガラスだと認識してしまいがちですが、網入りガラスは地震の際などにガラスの落下を防ぐ目的でつくられたもの。防犯性に特化しているわけではないため注意しましょう。
強化ガラス
強度を高めたガラスであり、通常のガラスと比較して3~4倍の強度を誇ります。ガラスが割れると粒状に細かく割れるため、ケガをしにくいのが特徴。強度が高いものの、防犯性を高めているわけではないため注意が必要です。
なお、耐風ガラスも強化ガラスの一種。風が強い場所などで使用されています。
すりガラス
すりガラスは、目隠しや遮光目的で使われています。一枚板のガラスを研磨剤で磨いて不透明にしており、似たものに型ガラスがあります。どちらも見た目は似ていますが、型ガラスは研磨ではなく凹凸のある方に入れてつくるという違いがあります。
「外からの視線をほどよく遮りたい」「日差しが強すぎるので、遮りたい」という場合におすすめの窓ガラスです。
窓はもちろん
「ブラインド」も重要
ここで紹介したのは、いずれもオフィスの窓で採用されている一般的なタイプです。ビルの構造上設置できるタイプなのか、全体の雰囲気に合うかなどを確認するだけでなく、採光や換気のしやすさも考慮しなければなりません。
「快適なオフィス」を作りたいなら、窓とあわせてこだわりたいのがブラインド。遮熱性や採光性、部屋からの眺望などをオフィス環境を大きく変えるのがブラインドで、室温にも大きな影響を及ぼします。 下記のページでは、遮熱性が高く、オフィスの眺望も守る外付けブラインドを紹介していますので、あわせてぜひチェックしてみてください。

引用元:オスモ&エーデル株式会社(https://osmo-edel.jp/office/lp/)
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