リフレッシュルームを設置する会社が増えていますが、リフレッシュルームとは何をする場所なのか、そもそもどのような意味があるのかやメリットといった特徴に加え、実際に設置した事例や設置する際のポイントについてをまとめています。
リフレッシュルームとは
リフレッシュルームとは、社員が一時的に休憩するなど、「リフレッシュ」するための空間です。かつてリフレッシュルームと言えば、喫煙する場所としての特性が強かったのですが、近年は喫煙を含めて「小休憩」するためのスペースとして認知されています。
会社の個人デスクでは、休憩が難しいものです。自分自身が休憩していても、周囲は仕事・作業を進めているので、自分一人だけ休憩を取る気になれないかもしれません。あくまでも仕事のスペースとして割り振られているので快適性が感じにくいことから、休憩に向いていない点が挙げられます。リフレッシュルームを設けることで、社員が「少し休憩」「ちょっと一息」が可能な場所を確保できるでしょう。
リフレッシュルームのメリット
コミュニケーション活性化
リフレッシュルームは社員全員のものです。そのため、リフレッシュルームで他の社員と顔を合わせることもあります。結果、コミュニケーションの活性化が期待できます。全く異なる部署の人間と仲良くなれることもあるでしょう。
作業の効率化
仕事とは決して「長時間頑張る」ではなく、成果を求めるものです。むしろ悪戯に長時間向き合っていると、集中力が落ちてしまいますが、リフレッシュルームでリフレッシュすることで集中力が戻り、作業の効率化をもたらします。
新しいアイディアが生まれるきっかけに
小休憩を挟んだり、あるいは普段接しない人間と接することで普段では思いつかないような新しいアイディアが生まれる可能性があります。実際、リラックスした状態の方が良いアイディアが浮かびやすいとされています。
デッドスペースの解消
デットスペースとなっているスペースをリフレッシュルームにすることで、有効活用となります。無駄なスペースがあっては、社員から「勿体ない」「無駄」だと思われてしまいますが、リフレッシュルームを設けることで、そのような思いが解消されます。
満足度向上
リフレッシュルームはいわば福利厚生の一環となります。社員にとっては「自分たちのために設備を用意してくれている」となりますので、社員の満足度向上をもたらします。
リクルート効果
既存社員だけではなく、これから入社する学生層にもアピールできます。特に近年の就職希望者は額面だけではなく、福利厚生や労働環境も意識していますので、リフレッシュルームの存在は強みとなります。
ブランディング効果
リフレッシュルームを設置することで、「従業員にも気を配っている企業」としてのブランディングが可能です。決して利益だけを追求しているのではなく従業員への配慮も忘れない会社として、対外的にアピールできます。
リフレッシュルームの活用例
コミュニケーションスペース
コミュニケーションとして活用しているケースは多いです。社内の人間関係の円滑化、他部署との交流といったコミュニケーションは、長い目でみれば社内の雰囲気の良好につながり、将来的に円滑な仕事をもたらします。
ミーティングルーム
会議室で話し合うほど重要ではないけど、でもデスクで話すとなると集中できない。このような「ちょっとしたミーティング」を行う場としてリフレッシュルームが活用されているケースも多いです。
多目的スペース
会社が目的を設定するのではなく、フリースペースとして社員の自主性に委ねているリフレッシュルームもあります。休憩したり、あるいはアイディアを練ったりなど、デスクではできないことを行える場所として社員の自主性を尊重できるスペースにしているケースもあります。
設置する際のポイント
動線を意識する
どこからアクセスできるのか、動線は重要です。動線の悪いリフレッシュルームでは、「不便」「面倒」となってしまい、せっかく設置しても利用されない可能性が高くなってしまいます。
オフィス家具にも気を遣う
リフレッシュルームの雰囲気が古臭いようでは、やはり敬遠されてしまいます。気軽に利用してもらえる場所にと思っても、足を運びたくなる理由がない場所には訪れないものです。オフィス家具に配慮し、スタイリッシュ・お洒落な印象を与えるか、あるいは適当に配置して誰も寄り付かないリフレッシュルームにしてしまうのか。せっかくスペースを使い設置するのであれば、社員に使ってもらえるように工夫してみましょう。

引用元:オスモ&エーデル株式会社(https://osmo-edel.jp/office/lp/)
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